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Starmarket

Starmarket (1995)
当初はRandyと両方に所属していたメンバーもいるなどRandyと深い関係にあるStarmarketの1st。1曲目のイントロがシンコペーションがシンプルに鳴っているにも関わらず非常に印象的な幕開けをする本作はその勢いのまま3曲目まで一気に駆け抜け、最後までザクザクと刻むギターフレーズに、力強くも青臭さも残しつつ歌い上げているメロディに、そして激しくも疾走感がありつつも優しさを醸し出しているサウンド、全てのおいてエモーショナルな感情に溢れている。本来EmoはHardcoreから派生したジャンルであり、そこにIndie RockやMelodic Punkの要素を足しつつも北欧特有のどこか美しくも儚さを帯びた青いメロディが追加されたことにより、キラキラしつつも力強さや哀愁、加速力など全てが含まれている。一方で1stということもあって勢い重視の部分もあり、そのバランス感が素晴らしい作品である。バンドが後には決して取り戻せない初期衝動が完璧な形でパッケージされた大名盤である。全12曲。
☆☆☆☆★★ Your Style / Chuck / Unwanted / Orbit / Fuss / Amber / Scattered
Melodic Punk Last Days Of April "Rainmaker"
Amber (1995)
大名盤である1stからのシングルカット。寒々しい叙情感と無機質なのに熱さを感じるメロディというSwedenのEmoバンド特有の不思議な感覚を味合わせてくれるアルバムにも収録されている表題曲はもちろんのこと、その他の2曲も素晴らしい。若干アルバムとは毛色が異なる楽曲であるためにアルバムに収録されなかった理由もなんとなく分かるが、残りの2曲の完成度も素晴らしい。2曲目はミドルテンポでエモーショナルに歌い上げているが、無機質というよりはキラキラしたメロディと躍動感が印象的である。3曲目はメロディラインや声質も全く異なるので、ゲストが参加しているのか誰かのカバーなのかクレジットがないので全くわからないが、こちらも2曲目に負けず劣らずのキラキラしたメロディがパンキッシュなサウンドに乗っている名曲である。全3曲。
☆☆☆★★★ Amber / Distant / Around My Toes
Melodic Punk ------------------------------
Sunday's Worst Enemy (1997)
Calendar EPを経て満を持して発売された2nd。これまでの路線を継承しつつも、前作で見られたようなヒリヒリとした緊張感は楽曲によっては減退し、バンドとしての成熟を思わせるような荒々しさは残りつつも角の取れたサウンドに仕上がっている。しかし疾走感やソリッド感はそのままというよりも前作以上であり、そこに成熟しつつも青臭いメロディがのることにより極上のエモーショナルなメロディックサウンドを奏でている。哀愁さが全開のパンキッシュな楽曲もあれば、4曲目のようにミドルテンポでしっとりと歌い上げるような楽曲もあったり、約2分半という短い中で一気に盛り上げて切なさ全開で終わる9曲目など、Swedenのバンド特有の無機質なのに熱さがあるメロディが今作でも遺憾なく発揮されていて、どの曲も軸はぶれない中で色々な表情を見せてくれており、1stやEPと並んで捨て曲のない大名盤である。全12曲。
☆☆☆☆★★ Repetition / Carry On / Ten Seconds / Unsaid / Fool / So Sad
Worn Out / Teencider / Released(From You)
Melodic Punk Maker "Mirrors"