thewarpedradio

Fankaz

Burning Leaves Of Empty Fawns (2014)
しばらく音沙汰がなかった間にバンドとして大きな変化を遂げ、これまでの比較的シンプルなMelodic PunkからモダンなMelodic Hardcoreへと変貌を遂げた2nd。しかしBelvedereForusなどの00s〜10sのバンドとは系統が異なり、一部にはテクニカルさもあるものの主体としては速さの中にHardcore由来の重さや力強さなどを全面に押し出したサウンドである。テクニカルさであったり展開が技巧的ではあることは変わりないものの、同じイタリアのActionmenなどと比較すると変拍子もなく変態的な展開は少なく、少し暗さの中にも明るさが時折メロディの中から覗かせるところなどはWaiting For Better Daysなどに近いと言えるだろう。しかし6曲目では以前のような少しポップなメロディを打ち出した楽曲もあるなど、後半に行くに従ってテクニカル要素が少しずつ減退してキャッチーなメロディ主体の楽曲が多くなり、作品として変化していくところも聞き所の一つである。全14曲。
☆☆☆☆ A World on Fire / Breath out, Breath In feat. Bleed Someone Dry
A Treatise On How To Leave People In Peace / Calcall It Boredom
I'm so Fuckin' Pissed Off!!! feat. Bleed Someone Dry
Break Your Chains / Lost Memories feat. Martina Ardizzoni
Melodic Hardcore Strung Out "Blackhawks Over Los Angeles"