This Is A Standoff

Be Excited (2007)
	Belvedere解散後、SteveとGrahamが中心となってex-Devilleとex-Forty Cent Fixのメンバーと結成し、自主制作のサンプラーを経てリリースされた1st。1曲目から快調に飛ばしており、基本的な方向性はBelvedereの4thと変わっておらずテクニカルなリフが満載のMelodic Hardcoreであるが、それよりもHardcore色が薄まり歌やメロディを重視した方向へシフトしたかのような印象を受ける。比較すること自体がナンセンスとも言えるほどにバンドが異なれば方向性も異なるのは当然で、ボーカルからは熱さは十二分に感じられるが、リフに負ける訳ではなく、むしろリフを引っ張っていくような印象を受け、Belvedere時代はどうしても速さやテクニカル要素に注目されがちであったがThis Is A Standoffでは速さの中でもメロディが全体を引っ張り、そのバランス感が最適であることが彼らの特徴であり大きく異るところであろう。その分瞬間的な魅力は減退しているかもしれないが、聞けば聞くほどに味が出てくる名盤である。
☆☆☆★★★	Better Than All Of Us / Where I Can't Be Heard / An Admission Silvio / Climb The Ladder / Affliction / Dream Beater
Melodic Hardcore	Hit The Switch "Observing Infinites"